地球環境問題から、軽量・省エネルギーに関連する製品開発の試みが数多くなされています。私達サカイファスニカでは、この問題に対する一つの解答として、金属部品からCFRPT・CFRP(炭素繊維複合樹脂)部品への、材料置換を提案しています。
CFRPT・CFRPは、世間でのイメージとは違い、ただ軽いだけではなく、金属と比較しても強度の面では劣っていないのです。
また金属と比較しても、むしろ化学的な特性では優れている場合もあります。
現在では種類も豊富で、使用用途・要求特性に応じてCFRPT・CFRP部品を使用することは、コストパフォーマンスの面から見ても、有利なのであります。
「軽くて、強く、腐食しない」をスローガンに、金属の代替として開発された先端機能材料であるCFRPT・CFRP(炭素繊維複合樹脂)は、優れた化学的な特性(導電性、耐熱性、低熱膨張率、化学安定性、自己潤滑性及び高熱伝導性など)と、優れた機械的な性質(高比強度、高比弾性率など)を有します。これに樹脂を加えて強化したものが炭素繊維強化樹脂(CFRPTなど)であり、複合される樹脂に添加剤を加えることにより更に高性能・高機能素材となり、目的に応じた様々な産業用部材が造られます。